- 地震吉凶之弁 p. 1
「みんなで翻刻」の該当頁
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地震吉凶之弁地震は豊年の基ひ也何無愁事秋は草木土にもと
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り冬の気より土ちうに芽をふくみ天のめぐみを地にはらみ万物を生ずるところ時のふしゆんをいかり【?】すでに発して地しんとなる地震は地の煩ひゆゑ野人はふ息人
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を好み時ならざる花を楽しみ高金を費すこと天理にかなはずたとへ地震のなんをのがるゝとも教に背き一身全うらず
- 地震吉凶之弁 p. 3
「みんなで翻刻」の該当頁
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陽気ゐかへる也夜四ツ人定と云微陽盛陰□交り人定まつて姙の時也草木ゐかへりて蒔をはらむ也《割書:五|○》戌【戍】ブル ̄四亥にて地震
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はつきる也九子ヨイハジメテ末廣【?】の基相後ゟ【より・合字】地震をサシテ万歳楽と云既に十月二日の大地しん【大地震】は辰の日にて【地震
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するを能はす其気変じて地しん【地震】となる辰に振ふ□【忘?忌?】也戌はヤブル亥はタヱルノ□【誧?】に
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て一年の終り一日の仕舞也一旦吹出震崩とも其翌日巳の日にて巳はとどまる故に地震の元を失ふ也過れば子の刻に移り子は九ツにて陰の終りやう【陽】の
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庶幾と云爾是地形定るまで其気ありといへども再び大地しん【大地震】の愁ひなきかしかしながら天質ははかりがたし御用じん【ご用心】肝用【肝要】なり「禁買賣」