- 震火水雷身要慎 p. 1
「みんなで翻刻」の該当頁
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図二葉】江戸地震大花眞図以下省略【上段文二枚目】夫天地に不時の異変あり且雷大風強雨地震洪水突波其外天変
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等の憂もなきやうの為に粗を記はべり猶もれたるは後篇に出す地震の節心得▲今安政二卯年十月二日夜四時江戸表大地震在之其中に火災起
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のごとき異変は鎌倉時代已来是なき不祥なれば当代の人に心得たるものなきは全太平に年を経て乱を思ずといふがごとし遠き昔はさしおき文政十二年七月二日京都大地震
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原伊豆下田其外にも有べし右等の変動はいつといふ告も無ゆへかねて心得有べし夫大地震有とも半時も揺ものにあら
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取寄がたく医師を招ても急の間に合ざるを以知べし諸人地震に恐れたる所ゆへ気力もなく日比の強勢も頼にならず唯々其身を慎用心専一とするより外あるべからず▲立
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なれば少も頼に成がたしされば時宜により観察の速を以専要とすべし▲地震大雷失火洪水等に限らず異変ある時は酒を吞事慎べし酔