- 諸国大地震大津波 三編 p. 1
「みんなで翻刻」の該当頁
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嘉永七甲寅十一月四日五ツ半時ゟ諸国大地震大津波三編御公儀様難有御仁誠に依而市中の人々是
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度に声をあげなきわめき其あわれさはなすにはなしきれ申さず候十一月五日くれ六ツゟ夜八ツ時過までの事に御坐候伊勢山田并志州鳥羽右同日大地震
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船せし御方もありまことに〳〵前代未聞の事也尤太神々五御社并に末社社家の家々地震がために少々いたみ候処数多く▲志州鳥羽辺は同日に大地震
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難義致し候はあはれなり其大変文面のしらせのうつし是にしるす尾州路書しるす事数多有とも略ス同日同刻大地震に
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て町家損じたる事その数をしれず寺院名古や御城下御家中は申に不及大地震ニ而大崩し言語にのべがたくまことに〳
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〵あわれなる次第なり伊勢四日市十一月四日辰ノ半刻ゟ大地震ゆりはしめ其おそろしさ弁述にのべがたくもつとも家