- 地震吉凶之弁 p. 1
「みんなで翻刻」の該当頁
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地震吉凶之弁【辯】地震は豊年の基ひ也何無愁事秋は草木土にもとり冬の気より
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土ちうに芽をふくみ天のめぐみを地にはらみ万物を生ずるところ時のふしゆんをいかりすでに発して地しんとなる地震
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と人りんの常也然る処近来かろきところは人情薄く自他の隔強く美飯を好み時ならざる花を楽しみ高金を費すこと天理にかなはずたとへ地震
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り人定まって妊の時也草木ゐかへりて蒔をはらむ也《割書:五|》戌ヤブル《割書:四》亥にて地震はツキル也《割書:九》子ヨイハジメテ末広の春行後より地震
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して一年の終り一日の仕舞也一旦吹出震崩とも其翌日己の日にて己はとどまる故に地震の元を失ふ也過れば子の刻に