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信濃國地震實録記 (32)

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信濃國地震實録記 p. 17 「みんなで翻刻」の該当頁
- 候而ハ山鳴り之程之儀は無之大地震後二は只今以折々少々宛
- 震候迄二而夫より碓氷峠を江戸之方江越し候得ハ廿四日餘程之地震有之候而巳二而其後ハ地震も無之趣二御座候右ハ
- 御用中大変之儀及見分候様子荒増書面之通御座候委細之儀ハ其場所ゟ取調申上候儀と奉存候以上弘化四未年四月三日御普請役見習西村覚内大地震
信濃國地震實録記 p. 28 「みんなで翻刻」の該当頁
- 事相分り不申候由一飯山領城下并上田領稲荷山村ハ右善光寺同様地震之上出火二付土地之ものハ勿論止宿之道者も夥
- 敷死亡其外水内更級両郡之内北国往還筋ハ同様潰家并死人も有之いまた取片付出来兼候場所も有之丹波嶋ゟ善光寺辺今二臭甚敷往来之もの鼻を掩候由二御座候一此度之地震
- 弱有之小県佐久両郡は餘勢二而及潰候程之家居も無之夫れ二而も平常之地震二引競候得ハ大地震とも可申哉之由一越後国も同様大地震之由二候得共風聞区々二而事実一向二相分り不申候絵図面別紙
信濃國地震實録記 p. 8 「みんなで翻刻」の該当頁
- 大地震ゆり出し倒も餘り構不申候間其侭筆を持候処強く相成
- 参り不申足之くるふし位て浅く候由唯今水出可申と一統二恐れ其辺之者共山江登り候由常々之地震と違時々山々音致し大鉄炮を發し候様之音放し候夫ゟ地震
- 致ㇱ候而其也浅間之焼二而も無之候哉と存候未知不申候今日も又庭江出居申候稲荷も皆焼候仕合此方ハ出火無之先少々安心致候其地如何と御案思申候江戸迄之地震
- 辺ハ如何不知飯山も出火之由風説申候何事も未曾有之大地震初而逢申候今日ハ夏之様二而居申候乍去不快二も無之必
- 御案思被下間敷候其地之事御案思申上候下略三月廿五日尚々此上地震も追々遠く相成候事と存候京都之地震之事抔承り居候間七日位もかゝり可申と一同用心致候未々迄も
信濃國地震實録記 p. 10 「みんなで翻刻」の該当頁
- 百七拾七軒一半潰弐千百八拾軒右之通候由一本多豊後守殿二而地震死人一家中七拾八人即死一城下町二而三百七拾壱
- 書付写私御代官所当分御預所信濃国高井郡水内郡村々之儀当月廿四日戌中刻比ゟ亥上刻江懸大地震二有之夫ゟ不絶震動致ㇱ折々地震発し翌廿五日卯中刻漸々相
- 出候付不取敢手代共差出申候且陣屋許中野村之儀ハ損家有之候迄二而陣屋共別条無御座候委細之儀ハ追而可申上候得共先此段御届申上候以上但此度之大地震
信濃國地震實録記 p. 21 「みんなで翻刻」の該当頁
- 地震之儀二付再御届去月晦日御届申上候私御代官所当分御預所信濃国高井郡水内郡村々之儀去月廿四日ゟ夜々
- 大地震異変之始末御届申上候後震止不申今以折々致震動いたし昼夜十五度程も対し候儀二無之少々宛震立尤間々
- 候間安堵仕候様私并手附手代共村々廻村精々利解申付耕作後れに不相成様為致候且去月廿七日真田信濃守家来ゟ懸合越候ハ右大地震
- 有之候哉数日湛留候を一時二押し候ハゝ又候水災之異変出来可申と殊之外人気不穏心配仕候地震之儀ハ最早相止可申
- 哉奉存候依之此段御届申上候以上未四月四日高木清左衛門御勘定所去月晦日御届申上候私御代官所当分御預所信濃国高井郡水内郡村々之儀北国往還牟礼宿外三ヶ宿大地震
信濃國地震實録記 p. 43 「みんなで翻刻」の該当頁
- 四月廿九日真田信濃守六月十四日松平伊賀守名代興津甚左衛門領分地震
- 付旨右青山下野守申渡之八月七日金弐枚御勘定吟味方改役時借二鈴木栄助越後国信濃国村々地震二付堤川除御普普請仕立為御用罷越候付被下候旨右阿部
- 伊勢守申渡之九月六日榊原式部大輔名代堀内左亰亮領分地震二而居城住居向其外家中町在共破損二付拝借之儀被相願
信濃國地震實録記 p. 41 「みんなで翻刻」の該当頁
- 方為取計可申候依之此段申上候以上未四月廿一日高木清左衛門印御勘定所四月廿三日御城書本多豊後守領分地震二而
- 之右戸田山城守申渡之四月廿八日御城書真田信濃守名代植村駿河守領分地震二付城内住居向其外及大破家中町在共悉
- 破損其上領内変地出水等二而拝借之儀被相願候趣達御聴可為難儀と被思召候仍之金壱萬両拝借被仰付旨堀長門守名代伊丹六郎右衛門領分地震
信濃國地震實録記 p. 6 「みんなで翻刻」の該当頁
- 夫ゟ少々宛之間を置不鎮震動陣屋より北之方二当り雷鳴之如き響キ有之夜明ヶ迄之内二は凡八拾度余之地震
- 内二は潰家怪我死人等も有之由御座候得共未訴出不申追々風聞之趣承り候所同国川中島辺より善光寺夫ゟ南江当り山中と唱候一郷辺重々之地震
- 候間早速手代差出支配所潰家其外見分吟味之上外最寄村々損亡ヲも風聞等相糺委細之儀ハ追々可申上候且御預り陣屋付同国佐久郡村々之儀も前々同時大地震
- 無御座候先不取敢此段御届申上候以上三月廿五日川上金吾助三月廿六日一真田信濃守殿ゟ被相届候書付写私在所信州松代一昨廿四日亥刻比ゟ大地震
信濃國地震實録記 p. 25 「みんなで翻刻」の該当頁
- 之誠不思議之事二御座候然ㇽ所松本平江右水あふれ出し誠二海のことく二御座候一越後高田大地震
- 座候得共先荒増申上候余ハ略し申候以上三月廿七日昼後認出ス私在所高井郡水内郡之内村々去月廿四日亥刻比ゟ大地震之儀去ㇽ四日御届申上置候通二御
- ハ追而可申上候得共先此段御届申上候以上四月七日榊原式部太輔信州高井郡水内郡之内村々去月廿四日亥刻比地震人家震潰并人馬死亡等も有之其上篠井
- 川筋両岸抜崩水中押埋水吐兼田方水溢追々畑方江押揚可申哉難計同廿六日二至候而も折々相震申候以上未四月堀出雲守私在所信州松代去月廿四日亥刻頃大地震
信濃國地震實録記 p. 2 「みんなで翻刻」の該当頁
- 信濃国地震実録記