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みんなで翻刻ver.1/01.和古書類 (61)

信越地震水記　全 (61)

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信越地震水記　全 p. 2 「みんなで翻刻」の該当頁
- 弘化四未年信濃国大地震之次第御届書当月廿四日昼夜快晴穏至極暖風二御座候処同夜四ッ時大地震二j而
- 間を置不絶震動致し陣屋より北之方相当り雷鳴之如き響仕夜明迄之内二は凡八十度余之地震翌朝少々静二相成候得共今以震動相止不申支配所之内水内郡村々之
- 内二而ハ潰家怪我人等も有之由二候得とも未訴出不申追々風聞之趣承候処同国川中嶋辺ゟ善光寺夫ゟ南江当り山中と唱一郷近辺重モ之地震
信越地震水記　全 p. 59 「みんなで翻刻」の該当頁
- 心配山際高場江立退愁嘆罷在候切開候ハヽ如何可有之数日湛満候を一時ニ押流候ハヽ又候水災之異変出来可申と殊之外人気不穏心配仕候地震
- 之義は最早相止可申哉と奉存候依之此段御届申上候以上未四月四日高木清左衛門御勘定所私在所信州松本去ル廿四日夜四ツ時ゟ地震
- 町之儀はいまた相分り兼候先此段御届申上候委細之義は追〻可申上候以上三月廿七日松平丹波守信州地震之儀ニ付申上候書付川上金吾助追〻御届申上候信州地震之義去月廿四日夜地震
信越地震水記　全 p. 12 「みんなで翻刻」の該当頁
- 居一時二押被打ㇾ死候上出火と成焼申候土地之者も三百人程と申事二而そら地震と申と直二家を潰し候故逃出候間合
- し二相成怪我人死人有之其上大火二相成本堂と山門斗残り跡は焼申候陣屋門前之者も参詣二而泊合候処地震と申と直
- 二起上り候処二足あるき候と二階落候間壱人かの透間をたくり出裸二而帰申候同様之者二追々逢ひ承候処一軒二三百人又は五百人位先も泊り有之群集いたし候処右之訳故怪我焼死候者は員数知ㇾ不申候由一地震
- と申と出火何ヶ度と申数不知北之方ハ赤く空相見申候越後の方も地震同様のと被存候◯地震
- 前二地獄を見候様二有之候一自分事十九日二中ノ条を出立御願出張陣屋江参り廿四日二帰陣いたし申候同日夜草臥候間四ッ前臥候処俄二大地震之様子二而
信越地震水記　全 p. 16 「みんなで翻刻」の該当頁
- 而渉り候由只今二も水出可申と一統二恐れ其近辺之者共山江登り候由常之地震と違ひ時々山二而音いたし候間若哉浅間の山焼二而ハ無之候哉と存候未
- 知ㇾ不申候今日も又庭江出居申候稲荷山も皆焼候由仕合二出火無之先ハ安心いたし候其地如何と御案思申候ハ江戸迄之地震
- とも不被存候此方何れも不難城内格別之破損も無之候間御安心可被下候上田辺ハ如何不知飯山も出火之由風説申候何事も未曾有之大地震
- 二初而逢候今日迄夏之様二居申候乍去不快も無之候間御案事被下間敷候其地之事も案思申候下略三月廿五日尚々此上地震も追々遠く相成候事と存候京都之地震
- 之事抔承り居候間七日位ハ掛り可申最早一統用心申候之間未々迄も無難と存候快晴二而先仕合雨天二而ハ一統難渋之事と存候如此認居候内又大地震
信越地震水記　全 p. 14 「みんなで翻刻」の該当頁
- 御叔父様江も釣行燈御すゝめ有之候いつ地震二逢候も難斗迚も大地震二而は早々外
- も北二当候間如何と被存候頻二地北二震動有之震動山江響き候而互にゆり申候江戸之地震とは大二相違いたし申候去年冬之咳なるか地震
信越地震水記　全 p. 9 「みんなで翻刻」の該当頁
- 榊原式部大輔御領所越後国頸城郡村々去月廿四日夜大地震二而潰家死人等有之候段訴出候二付其段
- 先御届此程申上置候処其後も日々少々宛之震ひ止不申候二付役所外面々簀張仮小屋二而御用弁罷在候仕会二候処又々去月廿九日昼頃大地震
- 雨等降候由相聞候委細之儀ハ追而可申上候得共尚又右之段先御届申上候以上未四月ニ日榊原式部大輔家来武藤門蔵印大地震
- 之儀二付御届書高木清左衛門支配所私御代官所当分御預所信濃国高井郡水内村之儀当月廿四日夜戌中刻頃より亥上刻江懸大地震有之夫より不絶震動いたし折々地震
信越地震水記　全 p. 76 「みんなで翻刻」の該当頁
- 而焼又ハ家根ヲ破り取出し関川宿へ取集候由大造荷物過半焼候旨廿九日昼九時地震柿崎ハ前文之通新潟二而ハ江戸二而是迄少し強き申位の地震
- 二候是ゟ新潟咄し一廿四日夜四時新潟二而之地震ハ私共是迄覚無之存候文化度江戸二而之地震
- 候而其後三度程相応之ゆれ候二ハ目も覚候何ㇾも越後の大地震名物胸二有之大恐れ此地の者ハ別而恐居候此夜十度も
信越地震水記　全 p. 51 「みんなで翻刻」の該当頁
- 私儀過日場所着御届一同乱筆ニ而申上候処地震一件殊之外大
- きく岡田川と申ハ両縁堤川床より低く震崩干川ニて有之川床は角十文字ニ割持上り或は減下り川中嶋は大地震の上ニ水入民家潰れ残も押流し地震
信越地震水記　全 p. 7 「みんなで翻刻」の該当頁
- 座候人気折合候上は早速申越猶又私共罷越御普請仕立取懸り候積を以中帰り仕候義二御座候一此度大地震彼地二而は
- 子二御座候夫ゟ弐里半二而小諸町夫ゟ三里二而中山道追分宿二至り候而は山鳴候程之儀は無之大地震後ㇾ只折々少々ツ
- ゝゆるき候迄二而夫ゟ碓氷峠を江戸之方江越し候得は廿四日夜餘程之地震有之而巳二而其後は更二地震も無之趣御座
信越地震水記　全 p. 10 「みんなで翻刻」の該当頁
- 先此段御届申上候以上但此度之地震は信濃国中一般之様子ニて支配所内ニも未出火之義は届出不申候得共地震
- 火二而城下町共皆焼失いたし候由二御座候以上御用番戸田山城守殿登城前進達二相成候写私在所信州松代一昨廿四日亥刻頃ゟ大地震