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みんなで翻刻ver.1/01.和古書類 (12)
風俗畫報臨時増刊第百二十號 大海嘯被害録(下) (12)
『風俗畫報臨時増刊第百二十號 大海嘯被害録(下)』 のみで検索:
検索語
:地震
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風俗畫報臨時増刊第百二十號 大海嘯被害録(下) p. 5
「みんなで翻刻」の該当頁
右の両翼を離れて辷り落ちたるを見るべし是れ断層一各地辷の標式の一二にして
地震
の源因を茲に発作するものとす
第三図以下の図は凹陥沈落せる土地の形勢を示すものにして陥落の
地震
の中心此処に発動し其震動の波及は中心より
圏線に由りて周囲の地に感ぜらるゝこと猶ほ池中に石を投じ其中心より震波の動揺すると同一の理に帰すと知るべし故に此般の
地震には中心点なるものあれども地辷地震
各箇に地平線の上下に昇降するを地辷とは謂ふなり我邦に於ける大
地震
の多数は此地辷の余勢より発するものにして濃尾大
地震
大に性質に於て異なりて其区域も亦一帯の地に連発するの外は大ならざるを常とす這般の地変を英語にLaud-Slipと謂ふ即ち地辷の義なり【左頁上段】此地辷は小区域に発作するが故に
地震
頽落下するに到る此際地上及湾内に震動を生し一千八百八十八年九月の
地震
には数箇の町村を破壊し海水混濁し海底
経験に由て其原因を究めたるものなりと云ふ以上陳へたる如く地辷は一様の原因より発作するものにあらざれば地
震
の源因を説くに単に地辷と称したりとも猶ほ之を以て其性質と状態を悉したるものと為すべからず故に三陸
地震
の原
因に就ても容易に之れか断案を下す能はざるものと知るべし次に陥落
地震
なるものを説明せん地体の一部其周囲の連絡を断て俄然として凹陥するに際し其四周の地に
地震
を発すること之を陥落
地震
と云ふ而して此地変の発作するは火
ては遠州浜名湖の陥落是なり此二者共に其発作の当時に在りては
地震
を生じたらんことは論を俟たず之を英語にSubsidenceoflandと
を描き出せるもの是れ其山体の陥下したる結果なることを第三紀層の如き新成なる水成岩より構成せらるゝ地質の地にして火山に関係なき地に発作する陥落
地震
分子の凝集緻密と為るに依て地層全体の収縮を醸し此に劈裂の層を生し終に地盤陥落の起因を為す是亦其地方に地
震を発動す即ち火山に因縁なき陥落地震
是なり新聞紙上に現はれたる三陸地方
地震
に関する原因説は一にして止まずと雖も陸地々質の構造、陸地と海底との関係、海
浪の波及等の如き此地妖に伴ひ顕れ来れる処の諸般の事実を参量するときは其原因たるや自
地震
に在ること明瞭なるべし而して
地震
の種類も亦一にして足らざれは何種の地
震
は能く此現象を発生したる原因として適合するやを案定すること必要なり火山力に由て生ずる海底の隆起若く
風俗畫報臨時増刊第百二十號 大海嘯被害録(下) p. 6
「みんなで翻刻」の該当頁
【右頁上段】は陥落即ち火山
地震
に起因するものと為さんか克く三陸地方
此沿海を距る大約四百海里の外太平洋中四千尋内外の深底を有する処にしてトスカローラ海底の東辺に在るべきものと為す然るに著しき
地震
其間実に二十一分にして此洪浪は四百海里を走れる割合となる安政の
地震は日本大半を震撼せる大地震
にして当時洪
三倍なり然して地の強弱は如何と顧れは固より微震にして安政度大
地震
強烈の比にあらず且単に噴火性に属する海床
知らざれは火山活動を此海底に揣摩するは些しく牽強の嫌なき能はず故に三陸地質の原因を火山力に帰するは其当を得たるものと謂ふべからず斯の如く論し来れは三陸
地震
の原因は自から余すところの地辷
地震
即ち地体の大勢に変化を生ずる造山力の活動に由て発作する断層
地震
たるを知らる地辷
地震
の状勢は既に之を説明したり依て其活動の形勢
輙ち今回の大惨状を三陸地方に演じたる洪浪の源因は該地の東面急斜の海床に発動せる地辷に由て生じたる
地震
なり
と考定するを得たり篇末に於て猶数言を費さんことを欲するものは三陸
地震
に就き中心点は何村の沖合に在り何村は
被害の他に比して大なるに由り中心点は近からん等の説を散見したり前にも謂へる如く火山又は陥落
地震
にありては
中心部より震波を四周の地に伝播するに由り震源に中心あるは勿論なれども地辷
地震
は劈開線に由て長形に活動し其
距離にして止むものと為す即ち長さに比して幅狭き地動を生ずるものと知るべし是を以て中心点なるものあること無し次に海底
地震
に伴ふ洪波之を沿海の陸地にしては津浪と称するものゝ性質に就て一言せん地球全身に於て陸界と水界との率は一と三なれば
地震
の水底に発動するも亦陸地に於けるより多かるべき理にして殊に水陸接界の処に近き海床に在りて然るを見る乃ち此場合に於ては
地震
の外に洪浪を惹起して現象の煩雑するなり性質の何たるを問はず海底に於て一種の大
地震
乃至六十尺以上の洪浪と為りて激怒狂奔其道に当る所の諸物を掃蕩し去るなり之を津浪と称す而して其体の絶大なるに由て之れか進行の速度も亦大なりとは雖ども
地震
波の速力より遙に劣るものなれば初め僅に
地震
の災害を免かれた
る高樓厦屋も此第二の襲撃に遭ふて敗滅に帰することあるを常とす一千七百五十五年葡萄牙国の都市リズボン府の大
地震
に達したるものありしと云ふ三陸地方に於ても洪浪は数回の襲来ありたり之れ
地震
の続発したるに由るなりダルウヰ
ン博士の南米紀行に曰く津浪の被害は遠浅の海岸に於ける部落に劇甚にして却て深淵に枕める大海洋畔のワルパライゾ府の如きは其
地震
を感したるは一層頻多なりしにも拘はらず軽少なりしと故に三陸地方に於て洪浪の被害最も大なりしを見て直に其地は震源に近しと云ひ
地震
風俗畫報臨時増刊第百二十號 大海嘯被害録(下) p. 4
「みんなで翻刻」の該当頁
【上段】海嘯被害録下編○雑説●
地震
津浪に就き地質学上の考説巨智部忠承稿以上列記する所
に依て之を観れば北上山地は地学上既に歴然として土地の降下したる痕を止むるものにして其降下したるは地辷の結果と見做すを妥当となすべし何となれば陥落
地震
紀層の如き新成地層の地に於てするものにして土地降下の結果に於ては地辷に由れるものと陥落
地震
に依れるものと
均しく在来の位置より地面の降落したるには相違なきも其源因に於ては全く其起点を異にす則ち簡単に其殊別なる事を次に摘示せん爰に
地震
風俗畫報臨時増刊第百二十號 大海嘯被害録(下) p. 1
「みんなで翻刻」の該当頁
が世上の読者に被害の実況を報道するの義務を終んと欲す尚中巻には有名なる理学博士巨智部忠承君が記述せられたる
地震
風俗畫報臨時増刊第百二十號 大海嘯被害録(下) p. 32
「みんなで翻刻」の該当頁
に白鳳十三年十月十四日土佐蒼田変じて海となるもの凡五百万坪、其他諸国に海嘯あり天平十六年五月肥後
地震
海嘯の為め民屋
戸潮洄き陸となり巨皷あり石上に見はる摂津難波浦海溢れ死する者数百人弘和三年十一月五日【右頁下段】摂津大物浦に海嘯来る明応七年八月廿三日伊勢大ひに震ひ海水激し流死する者一万余人国崎島没す相模鎌倉
地震
殊に甚しき津浪あり民家田畑を没し泥水湧出て大河の如く人民牛馬無数溺死す天保六年六月廿六日陸前仙台領大地
震
風俗畫報臨時増刊第百二十號 大海嘯被害録(下) p. 28
「みんなで翻刻」の該当頁
嘯と音響今回の海嘯に就ては何処にても音響を聞けり宮城県牡鹿郡にては雷鳴の如き響を聞き歌津村にては砲声の如き音を聞き又志津川町にては大雨に続いて
地震
あり間もなく雷鳴の如き響きを聞きたり岩手県下久慈港にては当日午後八時半頃に烈風吹起り
地震
風俗畫報臨時増刊第百二十號 大海嘯被害録(下) p. 27
「みんなで翻刻」の該当頁
居たる死体をば漸く翌十六日の夕方に及びて発見し得たり云云○雑聞○海嘯の前兆海嘯の起る数日前より屡ば
地震
あり東北より西南に動揺す而して其動揺の状普通の
地震
風俗畫報臨時増刊第百二十號 大海嘯被害録(下) p. 31
「みんなで翻刻」の該当頁
支なきも適当の熟字とはいひがたからむ。海𣹝はむづかしけれは用ふべからず。【左頁上段】実際はの文字
地震
に対して適当なり。但
は之を形容して海嘯とは云へり即ち西洋にてはeagreorWasserkrigと称するもの是れなりと●大海嘯年代記坪川辰雄海底
地震
の結果は常に恐るべき海嘯と
万国に照して索むるに千八百六十八年八月十三日ペリユ及びエクワードルの大
地震
には海浪天に漲りてペリユ南部な
風俗畫報臨時増刊第百二十號 大海嘯被害録(下) p. 38
「みんなで翻刻」の該当頁
れる図画十数葉を本堂特得の石版に附して毎号挿入したれば読者は坐らに戦場に立の想ひあるへし初編より取揃へ御注文に応ず【左側】風俗画報臨時増刊第百二十四号洪水
地震
風俗畫報臨時増刊第百二十號 大海嘯被害録(下) p. 2
「みんなで翻刻」の該当頁
嘯惨害の図……………………………………尾形月耕画〇口絵●……………………山本松谷画三陸地方
地震
津浪に附き〇雑記●地
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